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【体験談】1歳の娘が熱性けいれんになって救急車で搬送され3日間入院しました

子育て

こんにちは。ココです٩( ‘ω’ )و

今回は1歳2ヶ月の娘のみーちゃん(1歳2ヶ月)が熱性けいれんを起こして救急車で運ばれて入院したので、その様子を体験談として書きたいと思います。熱性けいれんは生後6ヶ月〜5歳までの間で5%の子どもが発症する可能性のある病気です。

この記事はこんな方におすすめ

・熱性けいれんの体験談を知りたい

・熱性けいれんが起こった時の親の気持ちを知りたい

・熱性けいれんで入院した時の入院治療費を知りたい

※途中少々刺激の強い部分がありますので、苦手な方は覚悟して読んでください。

熱性けいれんの対処法については日本小児神経学会のホームページをご覧ください。

風邪をひいて発熱

5月11日。みーちゃんはせきと鼻水が出るので熱を測ったところ39度近い熱。本人は元気でしたが流石に心配です。寝る前に熱を再度測ると下がってきたので、翌日病院へ連れて行くことに。

5月12日。よりによって滅多にない日曜出勤のため僕は会社に。奥さんにみーちゃんを連れて病院に行ってもらったところ突発性発疹の疑いがあると言われました。

 

突発性発疹(Exanthem subitum)は感染症法に基づく4類感染症定点把握疾患である。乳児期に罹患することが多く、突然の高熱と解熱前後の発疹を特徴とするウイルス感染症で、予後は一般に良好である。

国立感染症研究所HPより引用

5月13日。熱は37.5度まで下がってきました。でも心配なので保育園は休ませました。幸い僕は休みを取っていたのでみーちゃんの面倒を見ることに。この時はまさかこんな大事になるなんて思いもしませんでした。

5月14日。熱は下がり元気もありましたが、大事を取って保育園を休ませることに。奥さんが面倒を見てくれました。突発性発疹であれば、熱が下がると共に発疹が出るはずですが発疹は出ませんでした。

元気になったので保育園へ

5月15日。熱も下がりいつもの元気も戻ったので保育園へ行かせることに。無事日中を過ごしたと思ったら、またせきと鼻水が出ます。しかも前回のよりもっと辛そう。

保育園で疲れたのかご飯を食べた後19:00には寝てしまいました。しかしまだお風呂に入っていなかったし、昨日まで熱のためにお風呂にまともに入れていなかったので、可哀想ですが起こしてお風呂に入れました。

お風呂から出た後みーちゃんは寝ようとするも鼻が詰まったり咳が出たりして中々寝つけずにいました。心配になり熱を測ると38.0度。少しぶり返してきたのかな?程度にしか考えていませんでした。

その後も鼻づまりと咳が続きました。このまま寝かせて窒息してもいけないと思い、抱き上げて寝かしつけようとすると、今度は身体が震え出してしまいました。

市の24時間子ども相談窓口に電話しました。すると以下のようにアドバイスをもらえました。

・今は体温をあげようとしているから毛布などで温めてください。

・その後、熱が上がったら汗をかくので、今度は涼しくしてください。

アドバイス通りに毛布をかけて落ち着くまで抱っこしました。震えは落ち着きましたが、まだ呼吸が辛そうなので僕が抱っこを続けることにしました。夫婦とも起きていると体が持たないと思ったので、奥さんに寝るように言いました。

僕の腕の中で熱性けいれんを起こす

奥さんが寝てから5分くらいたった時のことです。薄暗い部屋の中でみーちゃんは熱性けいれんを起こしました。

目は上を向いたままになり、頭を左右に振り、手足は硬直、口を縦に開け、のどは細かく『ヒッ・・ヒッ・・・』と鳴いていました。

僕はパニックになりました。

『けいれんしてる!どうしよう!けいれんしてる!』

慌てて奥さんが起きてくると、今度は嘔吐しました。

『吐いた!救急車呼んで!!!救急車!!』

僕はみーちゃんの意識がなくなるのが怖くて『みーちゃん!!みーちゃん!!!』と叫びながら大きくみーちゃんの体を揺らしました。

救急車が到着するのには多分10分もかからなかったと思います。でもすっごく長く感じました。マンションの3階から階段でロビーまで降りてみーちゃんの名前を呼びながらその場を行ったり来たりしました。

救急車で搬送

救急車が到着すると救急隊の人が降りてきて、みーちゃんをベッドに寝かせるように言われました。

救急隊の人はみーちゃんの顔色を見たり、指先に変な機械をつけたりしていました。そんなことはどうでも良くて、ただただみーちゃんが大丈夫なのかどうかだけが気になりました。

受け入れ先の病院が決まり、救急車が走り出しました。救急車の中では色々な質問をされました。熱はいつからありましたか?けいれんの時の様子はどうでしたか?どのくらいの長さでけいれんをしましたか?

正直、気が動転していてけいれんの時の細かい様子なんか覚えていませんでした。

病院に付くと抱っこして中まで連れて行くように指示されました。救急車から降りる時に少し足がふらつきました。簡単な検診の後、座薬を入れられました。

その後『今から色々処置しますが、お子さんの前にいるとパパは助けてくれないんだなって思ってしまいますから』と言われ別室で待機するように言われました。『あと念の為入院しましょう』入院ですって。

処置室からみーちゃんの泣き声が聞こえてきます。『辛いだろうけどちょっとだけ我慢してな』と言いながら何かにお祈りしていました。

処置の間に奥さんには入院に必要なものを自宅まで取りに行ってもらいました。処置が終わってみーちゃんのところに行くと右手に点滴が付いていて、包帯でぐるぐる巻きになっていました。処置のおかげでとりあえず少しは呼吸が楽になったようです。

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入院するための部屋が空いていないとのことで1時間ほどみーちゃんを抱きながら待機しました。結局病室は空いておらず、処置室と言うところを仮の病室として使うことになりました時刻は次の日の早朝4時になっていました。

入院

入院初日は奥さんに付き添いを頼んで僕は自宅に帰ることにしました。シャワーを浴びて布団に入ったものの、みーちゃんがけいれんを起こした時の様子が頭によぎってしまい、結局眠りに付いたのは布団に入ってから1時間後のことでした。

次の日の朝、上司に連絡して事情を説明したところ木曜日と金曜日の2日間休みをもらえることになりました。 昨夜の疲れや寝不足はありましたが、回しておいた洗濯機から洗濯物を取り出してハンガーに干して、簡単に朝食を食べ、みーちゃんと奥さんの元へ行きました。

病室に入るとみーちゃんも奥さんも起きていました。コンビニで買ってきたパンを奥さんに渡して話を聞いたところ、奥さんは合計30分くらいしか寝れなかったようです。無理もありません。昨夜のショックもありますし、隣で寝ているみーちゃんがちゃんと息をしているか常に確かめなければ気が済まなかったでしょう。

仮眠を取ってもらうために、奥さんは一旦自宅へ帰ってもらいました。みーちゃんはいつものような元気も無ければ笑顔もありません。手についた包帯と点滴がきになるようで反対の手でテープを剥がそうとしていました。

お昼になり、みーちゃんのご飯を食べさせました。やはりいつものような食欲はありません。今まで体調を崩しても熱があっても食欲だけはなくならなかったみーちゃん。今回はダメージが大きいようです。でもデザートだけは全部食べました。

昼を回って奥さんが再度やってきました。それからしばらくして連絡を受けた僕と奥さんの母2人が様子を見にきました。今晩は僕がみーちゃんの付き添いをするため、仮眠を取るように言われました。奥さん自身は自宅で1時間くらいは眠れたそうです。

自宅にて仮眠を取り、夕食はスタミナをつけたかったので中華を食べました。夜の8時ごろ再度病院に行って奥さんと交代しました。その晩、みーちゃんは寝相が悪かったものの、ある程度まとまった時間寝ることができていました。

点滴の速度を調整する機械の調子の方が悪く、5回くらいナースコールで看護師さんを呼びました。6回目の時、流石におかしいと思ったのか新しい機械に交換してもらいました。

次の日の日中は絵本を読んだりノートPCを持ち込んでしまじろうのDVDを見せたりしました。

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吸入薬は嫌がる子が多いそうなのですが、みーちゃんは全然平気そうで口をパクパクして遊んでいました。

夜は奥さんと付き添いを交代しました。やはりみーちゃんの寝相はかなり悪かったみたいですが、一度も起きることなくしっかりと眠れたようです。

退院

次の日の回診で再発の恐れが低いことから退院の許可が出ました。右手の点滴を外してもらいました。点滴の針は鉄でできているかと思っていたらプラスチックのような柔軟性のある針が入っていて驚きました。みーちゃんは点滴をつけている間も右手を動かしていたので心配でしたが、なるほどこれならそれほど痛くなさそうです。

点滴が外れた方の手をじっと見つめて『まるで自分の手じゃないみたい』とでも言いたげにこちらを見上げました。家に帰ってきましたが、いつもより睡眠を多く取っているため、まだ全開とは言えないです。でも少しずつ笑顔が戻ってきて、いつものみーちゃんが戻ってきてます。

ちなみに入院治療費は3日間で18万円ほどになってしまいましたが、市の制度で無料になり、結局かかったのは食事代の3000円だけでした。

まとめ

熱性けいれんについてはある程度知識があるつもりでした。

・生後6ヶ月から5歳の間で5%の子供が発症する=誰でもなる可能性がある。

・けいれんが起きたら揺らすなどの刺激を与えてはいけない。

・けいれんの継続時間を計測する。 等々

ええ、知ってましたよ。

でも我が子が白目を向いてガクガク震える中で、冷静でいられる親は果たして何人くらいいるのでしょうか?

僕は無理でした。頭の中は『みーちゃんがしんじゃう!どうしよう!!』それだけ。

全く情けないです。

知り合いの看護師さんも自分の子供が熱けいれんになり、しかも4分以上継続したためにパニックになってしまったらしいです。

プロでもパニックになるんですよ。だって大事な我が子ですから。

じゃあ僕らに何ができるのか。やはり以下の2つに集約されると思います。

・こどもの普段の様子をしっかり観察しておき、早く異常に気づくこと

・自分のこどもの年齢で発症する可能性の高い病気・怪我の対処方を知ること

僕自身もそうですが、ついつい子どもがいる側でスマホに手が伸びてしまったり、テレビに夢中になってしまったりして、子どもの様子を見れていない時があります。これはつまり、普段の様子を知る機会を逃しているに他なりません。何かあってもすぐ気づけないかも知れないです。

また、子どもの成長は大変早いので自分の持っている知識はあっという間に使い物にならなくなります。いざという時に必要な知識が何もなくなっている、いうことにもなるんじゃないでしょうか?

今回、子どもの熱性けいれんを体験して色々と反省すべきこともたくさんありました。

・GWからずっと何かしら忙しくて、ゆっくりする時間がなかなか取れなかったこと

・親が風邪を引いているのに忙しさにかまけて病院に行くのが遅れたこと

・熱性けいれんを起こした日、お風呂前に熱を測り忘れたこと

子どもがいなければ別にいいんですよね。忙しくしても、風邪引いて病院行かなくてもね。でももう子どもがいるんです。風邪を引いたら自分だけじゃなくて子どもにも移しちゃうかもしれない。下手したら命に関わるかもしれない。そのくらいヘビーに考えてもいいのかなって今回の件で思いました。

小さいお子さんなら誰でもなる可能性のある熱けいれん。身近に小さい子がいて、もしこの記事を読んで興味を持ってもらえたなら、熱けいれんの対処方を知ってもらえたら嬉しいなぁと思います。僕みたいにけいれん中に大きく揺らしたりなんかしたら絶対ダメです。

熱性けいれんの対処法については日本小児神経学会のホームページをご覧ください。

それでは長くなりましたが、今回も最後までお読み頂きありがとうございました٩( ‘ω’ )و

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